池袋 うな鐵

 訪問日 平成20年3月10日 月曜日

 串焼きというとほとんどの方は、焼鳥かもつ焼きを思い浮かべるのではないでしょうか。

 ところが、意外と知られていないでしょうが、ウナギの串焼きなんていうのもあるんですよ。

 ただ、手間が掛かるので、ほとんどのうなぎ屋さんでは出していませんよね。

 出していても、せいぜい肝焼きとカブト焼きくらいでしょう。

 しかし、今回紹介する「うな鐵」はカブトの他にも色々な部位を食べさせてくれるお店なんです。

 同じ池袋の「鰻のまんまる」「山吹」にも串焼きはありますが、ここほど充実はしていません。


 さて、場所ですが池袋駅北口から徒歩3分ほどの所にお店はあります。

 
うな鐵の外観.jpg


 創業から50年経つ老舗です。

 うな鐵というお店は他にも幾つかありますが、ここが本店です。

 
 お店に着いたのは午後4時半です。(この日は代休だったんですよ。)

 店内は広く、1階と2階を合わせて、50人以上のお客が入れます。

 それでも、平日の早い時間だというのに、1階は結構混んでいましたよ。

 私は早速、カウンター席を陣取り、冷えたビールをいただきます。


ビールとお通し.jpg
生ビール500ml(550円)


 お通しは大根の千切りに、しその実を散らしたものです。

 うなぎはわりと油っこいので、箸休めには良いですね。


うな鐵のレバー.jpg
レバ(220円)


 まずはレバーが来ましたよ。

 レバーと言っても、豚のレバーではありません。

 鰻のレバーなんです。

 うなぎの串焼きの中でも、このレバーが一番高価なんですよ。

 まぁ、高価と言っても1串220円なんですけどね。

 このレバー、塩焼きで出て来たんですが、食べると口中にまったりとした旨みが広がり、其処へビールをグビグビやろうものなら、もう、即死するかも知れませんよ。


うな串各種.jpg
上から、短尺、肝、カブト



 続いてタレ焼きが来ましたよ。


うなぎの短尺.jpg
短尺(200円)


 短尺はお店によっては、蒲焼を小さく短尺にした物を出しますが、うな鐵の短尺は他のお店のものとはちょっと違いますね。

 結構、油が乗っています。

 この短尺ならば、魚の内臓系がダメな人も大丈夫ですね。


うなぎの肝.jpg
肝(200円)


 うなぎの串焼きで、割りとポピュラーな肝焼きです。


 では、そこのお父さん!!


 そこで、鼻をほじっているあなたですよ。


 はどこの部分かわかりますか?

 ん? 肝臓ですって!?

 違いますね。肝臓レバーですから・・・。

 答えは胃・腸・腎臓などの内臓なんですねぇ。

 は私の一番好きな部分でもあります。


うなぎのカブト焼き.jpg
カブト(150円)


 さて、これはカブトです。

 これは頭の部分ですね。

 頭の部分は固く、骨っぽいので、一度蒸してから焼いています。

 こうすると、とても柔らかくなり、非常に食べやすくなります。

 好きな人はこればかり注文しています。

 一番安い部分でもありますしね。


 続いて、第2弾!!


うな串第2弾.jpg
上から、串巻き、ヒレ、バラ身(2本)



うなぎの串巻き.jpg
串巻き(200円)


 串巻きですね。

 これは細身のうなぎを串に巻きつけて焼いたものです。

 これも、油が乗っていて美味しいです。

 見た目はクネクネしていて、少し気味が悪いですけどね。


うなぎのヒレ.jpg
ヒレ(150円)


 ヒレはもちろん、うなぎのヒレの部分なんですけど、背びれなんですよ。

 そのうなぎの背びれをニラで巻いてあるんですねぇ。

 うなぎの油とニラの香りがとても食欲を誘います。

 本当に意外な組み合わせですが、美味しいです。


うなぎのバラ身.jpg
バラ身(150円)


 バラ身も150円と安いです。

 バラ身アバラの部分です。

 お肉でいうとスペアリブですよ。

 おいしくないはずがありません。

 私は今回、2本頼んじゃいましたよ。


 どの串焼きも、油が乗っているので、それほど沢山は食べれません。

 本当はこの後、うな丼でも注文しようかと思っていたんですけど、串焼きを8本食べた時点でその気がなくなりました。


 このお店はうなぎの串焼きの他にも、うなぎ料理や焼鳥なんかもありますので、ついつい飲みすぎちゃいます。

 私の隣の人が焼鳥を食べていたのですが、「宮川」の焼鳥よりも大きく見えましたよ。


 あっ! それと、当然、うなぎはすべて炭火焼きですよ!!


 住  所:東京都豊島区西池袋1-35-7 落合ビル(地図
 T E L :03-3986-0078
 営業時間:11:00~23:00
 定 休 日:無 休